イクメンってなんですか？

イクメンという言葉がブームになって早数年。

イクメンとは「育児に積極的に参加する男性」のことを指します。

でも、これって不思議な感じがしませんか？積極的に参加しない男性が多いから、少数派の人に名前がつくんですよね。

「育児は女性がするもの」という固定観念はどうやって形成されるのでしょうか。

おかしいと思いませんか？男性は狩りに行き、女性が家を守るという構図があった大昔とは違い、今や半数以上が共働き家庭です。２人で食い扶持を稼いでいるのですから、育児を含める家事を分担することに何の問題もないと思うのです。

現代では女性の社会進出が声高に叫ばれ、やれ女性管理職を増やせだの、女性が働きやすい社会を作ろうだの言われていますよね。

しかしながら女性の働きやすい社会の条件、というと決まって「子供をあずけられる」「子供のお迎えに行ける時間までの勤務である」などがあがります。

会社側が配慮してそのようにしていくのでしょうが、「女性が育児をする」それを前提にしたものだと思いませんか？逆に言えば、男性にこのような配慮はほとんどありません。

社会の認識という大きな括りで、システムを作るのではなくて、必要な人が利用できる、そんなものがあればいいなと思います。（実際問題、一会社だけではできないから世論を動かす方向に持っていっているのだとは思いますが）

ここまで書いてとにかく伝えたいのは、性別は関係なく、人と人が一緒に生きていく上で、適度に幸せになれるようにしていきたいね、ということです。